【金額で解説】太陽光発電を始める前に知っておきたい重要ポイントを解説【失敗しないためのガイド】

太陽光発電

家づくりを始めてる方、または始めようとしてる方であれば、太陽光はつけたいけど、そもそも元がとれるのか?メンテナンス費用は?と考えた事があると思います。


これから、太陽光を考えている方に気を付けるポイント、判断すべきポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。


まず、家づくりは優先順が大切なのですが、その優先順位のなかで、私の結論は低い!という事になります。どういて優先順位が低いかというと、


費用対効果が低い

FIT(固定価格買取制度)を使うと、1kWhあたり9.2〜16円/kWhです。 2025年度(令和7年度)は、8.9〜15円/kWhとなる予定です。

。この売電価格は、2009年に48円/kWhだったことに比べると、今年の9.2〜16/kWhはとても安く感じますよね。 同じ発電をしたとしても、売電した金額が単純に半額になるという事で収入も半減するという事になります。

15年前にくらべて太陽光パネルの耐久性・性能はよくなり施工コストも安くなったのですが、これでは元は取れない計算になってしまいます。具体的には愛知県名古屋市の年間発電量4.66kwの太陽を付けた場合5784kw48円=278400円/年となり10年で278万円となるその当時の施工費用より多くなり元がとれます。


9.2〜16円になると、 53,212円で年間532,000円/年となりいくら施工費が材料費やすくなったからとは言え、元を取るのは厳しいし補助金なども、ほぼなくなりましたので元をとろう!なんて考える事はやめた方がいいと思います。


建物制限がかかる

太陽光パネルは設置方法によって性能が変わってきます。一番性能を発揮できるのが、南向きで角度が30度に設置してあげるのが効率がよくなります!

これはある会社の実験で影による発電量の低下の実験で電柱の影を再現してその発電量を測ったところ。

全部で3つの回路があるうち、1つの回路の5枚すべての太陽光パネルに影をかけて、残りの2つの回路には全く影がかかっていない状況になります。

その場合その結果、影なしの発電量に対して32%程度の発電量になり3つの回路にまたがって3枚の太陽光パネルに影をかけてみました。


影の太さは先ほどと同じく、電信柱と同じくらいの太さです。その結果、さきほどよりも影をかけた太陽光パネルの枚数は少ないにも関わらず、発電量はほぼ半減したという結果になります。

このことからわかるように周辺環境に大きく左右されるという事になります。


余分なメンテナンスコスト

定期点検

住宅用の太陽光発電では定期点検の法的義務はありませんが、資源エネルギー庁の資料で4年に一度の定期点検が推奨となっています。長期間にわたって安定して運用するためには欠かせないものだと考えましょう。1回の費用は1~2万円程度です


パネルの清掃代

専門業者による清掃・洗浄を行うのが確実です。費用は3~6万円で、太陽光パネルの数によって違ってきます


パワコンの交換

パワーコンディショナーの寿命は10~15年で、交換する場合は工事費込みで20~30万円です。部品を交換した場合も5~10万円ほどかかるでしょう


その他足場代 

大きさにもよりますが、壁一面で10万円程度かかります

メンテナンス費用まとめ

メンテナンス費用をまとめた統計データーによると年間で1kwあたり3000円程度かかるメンテナンス費用がかかるそうで、4.66kwであれば13980円程度で10年で約14万円となる計算になりますので、このお金は貯金しておいてください。

こいいった事からいうと私としては優先順位が低いという事になります。

太陽光で光熱費をいかにして稼ぐか!ではなく、いかに消費を減らしていくかと考える方が効率的ですし、過去に総理大臣が050年までに温室効果ガスをゼロとする宣言に近づけ地球環境もよくなります。


消費を減らすという意味では太陽光にお金をかけるのではなく、そのお金で住宅の性能、具体的には断熱性能・気密性能をあげるほうが、効果的です!なぜならエアコンも少ない電力動かせますし、光熱費も抑えられ、しいては地球温暖化の抑制効果が少しでも高まります。

逆に性能が悪いといくら太陽光を載せても意味がありません。


また、太陽光は後からでも付けられますが、耐震性・断熱性・気密性などはあとからだと不可能ではないですがかなり困難な作業で費用もかなり掛かります。

太陽光導入のメリットがある方

では、太陽光を付ける事でメリットのある方はどういった方でしょうか?

・導入費用が安くできる方

・高性能住宅を検討されている方(高気密・高断熱・高耐震)

・周辺・屋根環境がいい方


現在、導入費用は電力を提携先から購入し、発電で余った電力を10年間売電する事によって実質0円で太陽光が載るとか、30万程度で太陽光が載るとかやられている工務店さんもいらっしゃいますので、聞いてみてもいいと思います。 


太陽光は色々なメーカーがありますし、性能もまちまちなので、自分なりに調べてもらってもいいですし、相談されてもいいと思います。


ただ、悪い訳ではありませんが、訪問販売など売ったらおしまい!の業者に相談されるのはオススメしません。


地元でしっかりやられてる工務店など、いい方が悪いかもしれませんが逃げも隠れもできない会社に相談される事をオススメします。


まとめ

太陽光を検討されてる方は

・導入費用が安くできる

・高性能住宅を検討されている(高気密・高断熱・高耐震)

・周辺・屋根環境がいい

・色々とプロの意見、太陽光を付けている方の意見を聞く

・総合的に判断し導入メリットの明確な答えをもつ


以上、太陽光導入の参考にしてください。


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