今回は、間取りを考える上で最低限注意したい家相の5つのポイントをわかりやすくご紹介します。
新築注文住宅では、間取りがパッケージになっているものとすべてがカスタマイズできる間取りとあり、予算によっては、風水に適応した間取りにならないこともあるでしょう。
今回は新築注文住宅を建築する際に抑えておきたい最低限の風水のポイント5つをわかりやすくご紹介していきます。
ぜひ、これから注文住宅を建てたい方や風水が気になる方は参考にして下さい。
それでは行ってみましょう!
そもそも家相(風水)はどんなものなのでしょうか?
風水とは、中国から伝わっており、土地などのエネルギーを日々の生活に活かす考え方です。
それが日本に伝わり、家相ができたと言われています。
冷蔵庫のない時代にできた家相には、「室内の温度が上がりやすい南や西方向にキッチン配置をさけて食べ物が腐らないようにする」など日々の暮らしの知恵が盛り込まれています。
分かる通り、現在の住環境に必要ない項目もあります。
そのため、近年風水や家相は明確に分けられておらず、それぞれの良い部分だけ取り入れています。
つまり家相と風水は良いところだけまとめられているのが現代なのです。
家相(風水)の最低限抑えたいチェックポイント
鬼門
家相の中では基本です。
鬼門とは、鬼が入ってくる方角を表しています。
悪い運気や不幸が入ってくると言われる場所で、建築している家の中心から見て、北東の方角に位置します。
逆に南西の方角は裏鬼門と呼ばれています。
鬼門と同様に不吉な方角として言われています。
そのため、北東や南西には、家づくりで重要な部分を配置しないのが基本です。
・トイレやお風呂
・キッチン
・玄関
水回りなどを設けてしまった場合は、家族が病気になったり、災いが起きたりすると言われていますので注意しましょう。
張りと欠け
建物の一部が出ている場合は「張り」で吉。
中庭などを設けて一部が引っ込んでいる場合は「欠け」で凶とされています。
基本的に2階以上の張りと欠けはカウントされないように家相ではなっています。
つまり、建物の一階部分が四角い場合は気にしなくても良いですが、欠けが多くならないように注意が必要です。
ただし、玄関やインナーガレージなどで出っ張るのは良いと見てもらう先生の判断で良いとされることが多いでしょう。
また、鬼門と裏鬼門に位置する北東や南西に欠けを作ってしまうと大凶とされており、「金銭トラブル」や「対人関係のトラブル」が起こる可能性が高いため注意が必要です。
裏鬼門に「張り」がある場合は吉ですが、一般的に鬼門の方角には「
張り」・「欠け」があると良くないと言われているため間取り設計時には気を付けましょう。
玄関
人の出入りと同様に運気も出入りをします。
そのため、玄関は家相では重要と言われています。
おすすめの位置は、鬼門と裏鬼門を外し、配置すると良いと言われています。
・南東に配置した場合は金運がアップする。
・東に配置した場合は仕事運や勉強がアップする。
・北や西に配置した場合は、人との関係性や出世などのアップ
玄関の間取りで注意すべき点は、いくつかあります。
例えば玄関を入って、見える位置にトイレを設けたり、玄関正面に階段の上り口を設置したりしない方が良いとされています。
理由は、運気が入ってきて分散される可能性があると言われているからです。
ただし、生活の動線や敷地の方角により玄関の向きが決まったり、トイレや階段の位置が移動できない場合もあります。
観葉植物を置いたり、方角に合わせたカラーのマットやインテリアをしたりする対策を行いましょう。
水回り
水回りは家相の中でも重要とされ、運気に大きく影響すると言われています。
お風呂やトイレ、キッチンのそれぞれの方角を解説します。
・お風呂は、東・南・南東・北西が吉とされています。
湿気が溜まりやすく、汚れた水が流れる場所のため常日頃から清潔に保ち換気をすることがポイントです。
・トイレは、鬼門や裏鬼門、西、南、家の真ん中を避けると良いとされています。
おすすめは東と北西です。
家相では家族の健康に影響を及ぼすと言われています。
・洗面所は東や南東が吉とされています。
お風呂と同様に清潔に保ち換気をすることで運気が上昇すると言われています。
良いとされる方角に配置が難しい場合は盛り塩したり、観葉植物を置いたりして対策しましょう。
・キッチンは、東や南東、北西が吉と言われています。
プラスアルファで風通しの確保をすると運気が上昇するため、適度に窓を設けることがポイントです。
ただし、すべての方位に水回りを配置することは難しいため、キッチンのシンクや浴槽、トイレの便器など水の溜まるところだけ配慮しましょう。
階段
家相の中では、見落とされがちの階段ですが、重要なポイントのひとつです。
特別吉の方位はありませんが、家の真ん中や北、北西は凶と言われています。
冒頭もお伝えしたように、玄関入って真正面に階段の上り口があると良い運気が上に逃げてしまうので注意しましょう。
多くの注文住宅は2階建てが多く、階段の配置場所によって家の間取りががらりと変わります。
そのため階段まで家相に配慮する場合は、建物プランを相談する初期段階から住宅会社の方に相談するようにしましょう。
まとめ
今回「運気が下がる間取り」というテーマで運気が上がる方角や悪いとされる配置などをご紹介しました。
家相の基本を把握し、すべてクリアしようとすると、正直無理があります。
そのため、インテリアなどで対策したり、優先順位を決めたりすることが家づくりで間取りを考えるポイントです。
冒頭にもお伝えしましたが、家相は見る人により判断が異なるため、信頼できる方ひとりにしましょう。
また、家相にこだわった家づくりは、建築プランで他の方と比べると時間がかかるので、早い段階から相談しましょう。
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