【注文住宅】プロが教える無駄の無い間取とは?
近年、生活動線を優先した家づくりが定番となっています。たとえば、仕切りのないリビングダイニングと和室の空間を統一したり、キッチンの隣に寝室を設ける間取りがあります。
しかし、どれだけ家事動線を短くしたからといって区切られた空間がある以上、掃除する手間は省けません。
ドアで仕切られた玄関からなる廊下や2階の踊り場の掃除は大変ではないでしょうか。
今回は、生活動線だけでなく、手入れなども考えた間取りは本当に廊下無しの間取なのか?
メリット・デメリットを含めご紹介します。さらに、無駄を失くす間取りとして!
実際のおすすめ施工事例3選!をお伝えしますので、最後までお見逃しないようにしてください!
それでは行ってみましょう!
廊下のない間取りのメリット3選
動線を短くできる
廊下を設けない家の間取りは、動線を短くできるのが特徴です。
居室から部屋へ移動する際に廊下に出ず行けるため、上手くプランニングしていけます。
動線を考えていくポイントは、3つです。
家事動線
掃除や洗濯はもちろん、調理などで移動する動線を考えた間取りのことです。
ポイントは、玄関からキッチンまたは食品をストックしている収納棚までの動線、洗濯機から洗濯場までの行きやすさなどを考えることです。
衛生動線
トイレやバスルームへの移動を考えた動線を言います。トイレを設置する場所により音やにおいなどが漏れてくることもあるでしょう。
そのため、リビングから遠い階段下に設置をおこなう間取りが多く存在しています。
通勤動線
起床してから仕事や学校へ行く支度をして家を出るまでの動線のことを言います。
ここでは、朝混み合うトイレや洗面所を各階に分散させる工夫などがポイントです。
スペースを有効活用できる
廊下のない間取りは、通路としての機能だけで設けられているスペースをリビングにしたり、収納スペースとして活用できます。
生活スペースをより広く取れる魅力があります。
コスト削減に繋がる
廊下を失くすことで、仕切りの壁を作らなくて住むため建設コストを削減できます。
リビングなどに吸収したり、収納スペースなどに有効的な活用ができるためコストパフォーマンスの向上が図れるでしょう。
廊下のない間取りのデメリット2選
1、生活音やにおいが家のなかに溜まりやすく広がりやすい。
廊下がないため、生活音やにおいが広がりやすい特徴があります。
そのため換気システムなどの整備が必要となり、建設コストがかかることも考えられます。
そのため配置場所や換気などの設備が必要です。
2、プライバシーの確保が難しい。
廊下のない家は玄関から直接リビングが見えていることが多く、
家族が寝巻きのままいる場合、来客者に見られる可能性も考えられます。
また、時間帯によっては、浴室やトイレに出入りする場面をゲストに見られるため恥ずかしいなどの問題点が挙げられます。
廊下のない間取りがおすすめの理由2選
玄関や居室に湿気やにおいがたまりにくい。
廊下は、玄関とそれぞれの部屋の間に繋がる扉で区切られています。
そのため風通しが一方向にしか流れなかったり、湿気がたまりやすくなります。
廊下をなくしリビングや家族の憩いスペースから部屋や玄関を繋げることで、
開放的な空間と通気性がよくなり湿気がたまりにくくなり、においがたまりにくくなります。
家族のコミュニケーションが増える。
廊下なしの家の多くは、2階へ繋がる階段もリビングダイニングやキッチンと繋がっているため、かならず顔を合わせます。
そのため家に帰宅して、自分の部屋に向かう際に家族と会いコミュニケーションを図ることが可能です。
思春期のお子様をお持ちの親御さんは、引きこもりになったらどうしようなど不安を抱いているでしょう。
そんな不安を廊下なしの間取りは、防止してくれます。ただし必ずコミュニケーションが取れるわけではありません。
仕事をしていれば子どもが学校から帰宅する時間に必ずいるとは限らないでしょう。
無駄を失くす間取り!実際のおすすめ施工事例3選!
これであなたも失敗しない家づくりができるはずです。
※参考URL(【人気】廊下のない間取り【5パターン】無駄をなくして部屋を広くした平屋・2階建て・二世帯住宅
ガレージ付きワンルームの平屋
アメリカンスタイルは廊下のない間取りが一般的です。
間口の広いワンルームのフラットハウスでビルインガレージと大きなガラス張りから見える景色はすがすがしく、
毎日太陽の光を浴びることが可能です。
ガレージから玄関に入ると開放的なリビングダイニングが広がり、雨に濡れることなく帰宅できます。
子育て世代におすすめ!収納力抜群の平屋
玄関とリビングには仕切りドアを設け、プライバシー確保ができるようにしています。
ただし、廊下は設けず、2階の踊り場のように玄関空けて直ぐにシューズクロークやトイレを設けました。
玄関で立ち話中にトイレを借りたいと申し出があった場合、リビングを覗かれず住むので防犯対策にも繋がるでしょう。
このように暮らしに応じて仕切りを入れながら廊下なしの間取りを設けることが可能です。
子どもを見守りとプライベート確保を重視した2階建て
玄関ホールとリビングには仕切りを入れ、プライバシーを確保しています。
また、子どもとの交流を増やすためリビングには仕切りを入れず、帰宅したことが家族に分かるよう、
キッチンの前を通って階段に向かう間取りにしています。
子どもの引きこもりやコストを削りたい方は廊下をなくすのがおすすめです。
ドアや仕切りがないことで、さまざまな動線が短くなり、快適な暮らしに繋がります。
建築士により、実現できない間取りもあるとは思いますが、
まずは予算と要望を営業マンに伝え、実現できるのか確認してみましょう。
また、現在だけでなく将来性のことを考えると自然と廊下なしが魅力的に見えます。
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