【初心者必見】注文住宅 vs 自由設計 vs 規格住宅 それぞれの特徴と違いを解説!

注文住宅

今回は意外と知らない「注文住宅・自由設計・規格住宅の違い」についてお話したいと思います。

注文住宅といっても自由設計や規格住宅など細かく分類することができます。

家づくりを始めたばかりの方に、注文住宅と建売住宅、自由設計・規格住宅と、それぞれにどのような違いがあるのか?何を選べばよいのかわからない!という方は、それぞれの特徴、メリット・デメリットから、おすすめな方を含めわかりやすく解説していきますので最後まで読み進めてください。

それでは、いってみましょう!

まずは大原則として、建築会社によって、注文住宅、自由設計、規格住宅の意味や定義がちがうので、どこまでの範囲で自由なのか、はじめに確認してください。

わたしの知識と経験からお伝えするとこうなります。

【注文住宅】

注文してから建築する住宅のことです。 お客さんと建築会社が何度も打ち合わせをしてから実際に建て始めます。 もともと土地を持っていない場合は、土地を購入するところから始めることになります。

また、注文住宅とは逆なのが建売住宅といい、間取りや仕様が決まっていて、すでに建築済の住宅になります。

【自由設計】

自由設計住宅とは「間取りを変更・選択できる建売住宅」という意味で使われている言葉です。

「自由設計住宅」と聞くと、「注文住宅」と同じと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし一般的に「建てないといけない建築屋さんがすでに決まっている土地(建築条件付き土地といいます)」として販売されている住宅です。

なので、実際は「建売住宅」寄りの住宅であるということです。

つまり、「自由設計住宅」と「注文住宅」は、まったくの別物なので気を付けて下さい。

また、“自由設計住宅”という言葉には正式な定義がなく、会社ごとにその内容が大きく違うのが実情ですので、契約したら最後なので最初に担当の営業マンに確認をするようにしてください。

【規格住宅】

これはちょうど注文住宅と建売り住宅との間であるような位置付けで捉えられることが多いです。しかし、どちらかと言えば規格住宅は注文住宅の一種だとする方がよりふさわしいかもしれません。

なぜなら、最初から決められているものが多い売住宅と比べて、規格住宅は選択できるものが色々あり、組み合わせによっては希望に近いスタイルの家を建てることができるからです。

 

間取りや仕様、材料、設備などのすべてのものを一から選び決めていく注文住宅が「フルオーダー住宅」と呼ばれるとすると、規格住宅は、プロの手によりあらかじめ用意された間取りや仕様などから、好みのものを組み合わせて家をつくり上げていく「セミオーダー住宅」です。

一昔前の規格住宅は、選べるプランや間取り、仕様などの制限が多く、ハウスメーカーによっては建売住宅とあまり変わりがないようなものもありました。

しかし、近年、コストを抑えながらも均質で好みに応じた住宅を建てられる規格住宅は、忙しい世帯において脚光を浴びるようになってきました。

種類の違いまとめ

  • 注文住宅:注文してから建築するもの、打合せにより間取り設備など1から決めていく
  • 自由設計:建築屋さんが決まっている、間取りは金額内で自由に決められるが、定義が決まってないので、要確認
  • 規格住宅:注文と建売の中間で、あらかじめ用意された間取りや仕様から、好みに応じて組み合わせていくもの

それでは次にそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきます

注文住宅メリット・デメリット

メリット

注文住宅の最大のメリットは、自由度が高い点にあります。

注文住宅は希望を形にすることができるため、間取りや外観、仕様といったすべての事柄において自由度が高いといえるでしょう。


部屋の間取りや広さ、キッチンの設備、高い耐震性など、住宅を新築するときにはたくさんの希望があるものです。これらの希望に関しては、よほどの無茶をいわなければ予算が許す限り実現可能といえます。

予算に応じた住宅を建てることができる点もメリットです。


注文住宅は、こだわりを形にしたい人にとっては、最適の家づくりといえます。逆に、こだわりの少ない部分については、グレードを下げてコストダウンをすることも可能です。


デメリット

入居までの期間が長いことです。

内容は相談事項が多い注文住宅は、初期面談から契約まで1~3カ月もの期間がかかることもよくあります。そのため、当然完成までにも時間がかかるのです。

工法にもよりますが、着工から4~5か月程度かかるのが一般的です。加えて、土地探しから始めるような場合であれば、なかなか気に入った土地が見つからず、半年経ってもまだ家づくりに取り掛かれないというケースも見受けられます。

 自由設計メリット・デメリット

メリット

自由設計のメリットは、家族の暮らしに合う間取りの家を、注文住宅よりも安く手に入れられる点です。

注文住宅の場合、間取りや設備に好みやこだわりを反映した結果、工事費が高額になるケースが多く見られます。

しかし、自由設計の場合、あらかじめわかっている土地・住宅の金額内で、可能な範囲で間取り変更をするため、家族の暮らしに合う住宅を相対的に安く手に入れることができます。

もう一つのメリットは、比較的短期間で、暮らしに合う間取りの家を手に入れやすい点です。

自由設計の家は、土地も建築会社も決まっていますし、間取りはあらかじめ用意されたモデルプランを多少変更する程度なので、比較的短期間で暮らしに合う戸建住宅を手に入れることが可能です。

デメリット

建築会社を選ぶことができない点です。

土地とセットで販売されている自由設計の場合、基本的に家を建てる建築会社は決まっています。そのため、理想の家を建ててくれそうな建築会社や建築士がいても、設計・施工を依頼することはできません。

さらに、間取りは自由に変更できるといっても、2階建てを3階建てに変更する、LDKを1階から2階に移動すなどは基本できません。

規格住宅のメリット・デメリット

メリット

まずは価格が安い
フルオーダーの注文住宅に比べて、規格住宅ではあらかじめ規格化されているプランや間取りから選択するため、設計などにかかる費用が安くなります。

また、資材も一から選ぶのではなく、大量生産されているものを中心に選ぶので、材料費も注文住宅ほどかかりません。

 

工期が短くて済む。最初から間取りなどを考えるのではなく、いくつかのプランから選んで組み合わせるため、打ち合わせや設計の時間が注文住宅ほどかかりません。

また、建築会社さんによっては決まったパーツを工場で準備して現場にもってきて組み立てるため、その分時間を短縮することができ、効率よく工事をすすめることができます。

 規格住宅の場合は、あらかじめ仕様やスタイルが決まっているので、具体的な完成イメージを設計時から提示してもらうことができ、完成のイメージが掴みやすい

 

 

デメリット

フルオーダーの注文住宅とは違い、基本的なプランや間取りが決まっているため、完全に自由な家づくりができるわけではなく完全に自由ではない。どこにもないような個性的な家を規格住宅で求めても、実現することは難しい

土地によっては建築が難しい規格住宅は、ある一定条件の土地にしか対応できない場合が多いです。例えば、傾斜地や極端に細長い形の土地などには、規格住宅のプランでは適用できない場合があります。

そのような土地に規格住宅を建てたい場合は、決められたプランで対応できるかどうかをしっかりと打ち合わせする必要があります。

最後に、それぞれオススメな方をお話していきます。

注文住宅

注文住宅は自分のこだわりを詰め込むことができ、つくる過程にもしっかりと目を配ることができます。細部までこだわると、その分費用も労力もかかりますが、家への愛着が強くなるのも確か。手間や時間、コストをかけても、こだわり抜いた住まいを手に入れたいという場合は、注文住宅という選択肢を検討してみるのはいかがでしょうか。

自由設計

自由設計の家をオススメしたい人とは、メリットで説明したように『自分たちの暮らしに合う間取りの戸建住宅を、注文住宅よりも安く、短期間で手に入れたい人』という方におすすめです。

規格住宅

「規格住宅」はいくつかの選択肢から好みの設備や仕様を選ぶことにより、短い工期でトータルコーディネートされた家づくりが可能なので、注文住宅を建てるような時間や手間はかけたくないもののこだわって家を建てたい人におすすめです。

まとめ

今回は注文住宅、自由設計、規格住宅のメリット・デメリットをお伝えし、それぞれ向いている方をお伝えしました。最初ににも言いましたが、会社によってそれぞれの定義がちがいますので、最初の段階(資料請求の段階でもいいかもしれません)で担当の方に聞いてみて下さい。


契約してから気づいても後には戻れませんので、くれぐれも慎重に選んでくださいね!

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