【注文住宅】以外に知らない屋根・外壁の種類と耐久年数、費用を徹底解説!

注文住宅

今回は、「【【注文住宅】以外に知らない屋根・外壁の種類と耐久年数、費用を徹底解説!」についてお話したいと思います。

屋根や外壁を選択する時に、オシャレな外観にしたいとか、なるべく初期費用を抑えたいとお考えの方が多いかと思いますが、家は建ててからもメンテナンスが必要になるため、完成したら終わりではありません。


見た目や費用だけで選択すると、短期間でメンテナンスが必要になってしまったり、その分の費用も想像するより高額な場合もあります。


補修の際にこれだけの費用がかかるのだったら、もっと長持ちする素材にすればよかったと後で後悔してしまいます。

これから紹介する屋根や外壁の素材の種類や特徴を知っていただき、納得した上で選択されますと、将来的に必要な費用を計画する事ができます。


30坪の住宅を例に費用をお伝えしますが、メーカーや素材のグレードによって変わりますので、あくまでも目安として参考にして頂けると幸いです。


屋根、外壁をどのように選択したらよいのか悩まれている方、興味がある方はぜひ参考にしてください

それではいってみましょう!

ガルバリウム鋼板


耐久性が高く、薄い鉄板を塗装した外壁材です。シンプルなデザインなのが人気で、屋根材と共に採用される方が増えています。

ガルバリウム鋼板は、ベースとなる鋼板に「アルミニウム」「亜鉛」による合金と「シリコン」をメッキして作られた素材で、金属製の中ではサビに強いという性質があります。

軽量のため、耐震性が高い素材で耐久性も高く、耐用年数は20〜30年とされています。


そのため、張り替えなどの期間が長く、その分コストパフォーマンスに優れています。


30坪の住宅でガルバリウム鋼板の外壁に交換する費用は120~270万円が目安となります。
メンテナンスの場合は60~260万円ほどです。


化粧スレート


化粧スレートはセメントなどを材料としてつくる板状の屋根材で、日本の住宅で人気のある屋根材です。工事できる業者も多く、今回紹介させていただく4種類の屋根材の中で工事価格が一番安い素材で、粘土瓦より軽く耐震性が高いのが特徴です。


工事価格は20万〜30万円で、価格は安いですが割れやすい素材であるということと、塗り替えの頻度が多い為、耐久性の高いメーカーを選ぶ必要があります。


塗り替え年数はかなり短く約10年、耐用年数は約20年で、塗り替え費用は約40万円かかります。


昔から使用されている陶器の屋根材で、耐久性が非常に高く、断熱性に優れ結露しにくいですし、塗装が不要な事が特徴です。しかし、瓦が重い為耐震性が低下するため、近頃では、粘土瓦を選ぶ方が少なくなっています。


また工事価格は160万〜200万で高額ですが、耐用年数は約60年で長く保ちます。
粘土瓦は、工事費用が高くても構わないから屋根の耐久性を高めたい方に向いています。

アスファルトシングル


アメリカで使用されている素材で、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ表面に石を吹き付けたシート状の屋根材です。


デザイン性が高く日本では輸入住宅に使われる事が多く軽量で耐震性が高く錆びにくく割れにくい素材です。


デメリットは、海外で使用される素材の為、日本で工事ができる業者が少なく、かびやこけが生えやすい点や、表面の石が落ちやすい点、風で吹き飛びやすいというデメリットがあります。


工事価格は200万円くらいですが、施工業者が少ないため工賃が高くなるおそれがあります。
耐用年数は20〜30年程度で、屋根のデザイン性を高めたい方におすすめです。

窯業サイディング


日本の住宅で一番採用されている素材で、セメントを加工してつくった外壁材です。
耐震性が高く耐火性に優れており、工期が短い為、コストを抑えられる事や蓄熱性が高い点がメリットですが、10年ごとのメンテナンスが必要になります


特に防水性を高める目的の塗料が剥がれてしまうと、サイディングボード自体に腐食が発生します。


アクリル系塗料の塗膜寿命は5~10年と言われており、防水性能を保つため10年に一度の塗装が必要になります。


初期コストは約160〜250万円塗り替え年数が約10年、耐用年数は約30年で、塗り替え費用は約80〜120万円です。


塗り替えの頻度が多い為、今回紹介させて頂く外壁材の中では一番高額になります。

タイル


耐久性の高い、陶器の外壁材です。高級感があり、邸宅や北欧系のテイストで良く採用されています。


初期費用は約400万円耐用年数が約60年ですが、塗り替えの必要はありませんが、ジョイントのコーキング補修が約15年ごとに必要です。足場代含めますと、1回約40万円はかかります。

塗り壁


オリジナル外壁ができ自由性が非常に高く、他の家と重複しないデザインを自由に選べますが、価格が高い点と工期が長く汚れやすい事がデメリットです。


また、職人さんの手間がかかる為、施工費がかかり、素材の種類も本漆喰や漆喰調もあり、珪藻土、聚楽壁、シラス壁、砂壁などがあり金額に差がかなりあります。


本漆喰の場合60万〜75万で素材に金額差がありますが、10〜20年はもつと言われています。塗装に60万以上はかかります。


工務店さんによっては、無料でプランを作成してくれて、資金計画を出してくれるところもあります。いちど、今回の内容を意識してプラン作成をされる事をオススメします。ただし営業マンが設計したり、社員が設計する場合がありますので、できれば設計家とコラボしていて、提案力が高い工務店さんをオススメします。


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