「これで終止符が!永遠のテーマ!持ち家か賃貸か?」
将来を考えたとき、賃貸物件に住むのか、それとも持ち家を購入するのかは、誰もが必ずといっていいほど通ると思います。
賃貸住宅に暮らしていると、「資産にならないのに毎月家賃を払うのがもったいない」と感じるときもあるでしょうし、住宅販売の営業マンから聞く場合もありかもしれません。
その結果、最終的に資産になる持ち家のほうがよいのでは?と考えるのは自然な流れといえます。賃貸に住むか家を購入するかを検討するために、持ち家、賃貸それぞれのメリット・デメリットから、それぞれに向いている人、をお伝えします。
家づくりを始めたばかりの方や、賃貸か持ち家か検討している方に、よりよい選択ができるヒントをお届けします。
それではいきましょう!
賃貸デメリット
ではまずは賃貸のデメリットを3つお伝えします。
① ファミリータイプの広い物件が少ない
② 自由にDIYやリフォームができない
③ 家賃を一生払い続けないといけない
① ファミリータイプの広い物件が少ない
基本、賃貸専用の住宅は単身者など少人数世帯向けが多く、特に立地がいい場所でははファミリー向けの広さの物件を探しにくい場合があります。また分譲マンションを賃貸として借りた場合、住宅ローンより高くなる場合があるので、注意が必要です。
② 自由にDIYやリフォームができない
まずは家を好みに合わせてリフォームすることができませんし、今流行りのdiyで壁紙を張り替えたり、壁に釘を打つことすら通常はダメです。
最近はある程度の模様替えが可能な「DIY賃貸」という物件も登場していますが、多くは築年数が古く原状回復の必要がない物件です。
③ 家賃を一生払い続けないといけない
家賃については、一生払い続けなければなりません。住宅ローンであれば、最長でも35年で支払いが終わります。特に老後の年金暮らしになってからは、家賃の支払いが重く感じられるのではないでしょうか。
持ち家のデメリットです。
次に持ち家のデメリットです。
① 気軽に引越ができない
② 建物や住宅設備などのメンテナンス費用がかかる
③ 買う時の負担が大きい
① 気軽に引越ができない
転勤や、近隣トラブルがあったとしても気軽に引越せません。もちろん家を売って住み替えることはできますが、そのためには費用や時間がかかります。賃貸と比べて引越しのハードルが高いので、通勤や環境などに多少の不満があっても、慢して住み続けるケースも少なくないでしょう。
② 建物や住宅設備などのメンテナンス費用がかかる
エアコンや給湯器などの設備が壊れたら、自分でお金を払って修理しなければなりません。また、維持管理には10年~15年毎でメンテナンス費用も発生しますし、地震や火災で建物が損傷した場合のコストはさらに大きくなります。そのために地震保険や火災保険に加入するのですが、それもデメリットと言えます。
③ 買う時の負担が大きい
お金面では家を買うときに頭金や諸費用などの負担が大きい点も、賃貸と比べてデメリットと言えるでしょう。また、住宅ローンの金利上昇によるリスクも負う事になる場合もあります。
賃貸のメリット
①気軽に引越ができる
②メンテナンス費用がかからない
③ローンや税金を払わなくていい
①気軽に引越ができる
勤務先や子どもの学校が変わったとき、また、隣近所の人とトラブルなどがあったときも、引越すことで解決できる点がメリットです。
②メンテナンス費用がかからない
エアコンや給湯器などの住宅設備が壊れたときには修理代は基本的に大家さんや、管理会社が負担してメンテナンスをしてくれます。
設備や家が古くなったり、地震などで家が倒壊しても新しい家に引越すことも可能ですので安心材料ですよね。
③ローンや税金を払わなくていい
家賃の同じ値段で家が買えます!とかよく聞くと思いますが、家賃は発生しますが、固定資産税などの税金は払う必要がありません。
持ち家のメリット
①自分が気に入った間取りや仕様や性能で作ることが可能
②リフォームやdiyさらに建て替えができる
③住宅ローンが終われば負担が軽くなる
④資産になる
①自分の好きな間取りや仕様や性能で作ることが可能
注文住宅であれば、一から自分で作っていくので使い勝手もいいですし、愛着も持てます。また、耐震性であるかとか、高気密・高断熱になどの省エネ性能や耐久性あるので、一生住み続ける事もできますし愛着ももて大切にします。
②リフォームやdiyさらに建て替えができる
持ち家は自分の持ち物なので、お金はかかりますが自由にリフォームすることが可能です。一戸建てであれば同じ土地に建て替えることもできるでしょう。もちろん壁紙を張り替えたり、壁に棚を取り付けたりといったちょっとしたdiyや模様替えなら、より気軽に実行することができます。
③住宅ローンが終われば負担が軽くなる
ローンが終われば、貯金をしたり、自由になるお金が増えます。これは大きいメリットといえるでしょう。35年ローンの場合、定年後に住宅ローンが残る場合もありますが、繰り上げ返済などで調整も可能です。
④資産になる
家賃はいくら払っても家が自分のものにはなりませんが、持ち家ならいざというときに売ったり人に貸したりすることで、現金収入を得ることも可能です。
もちろん家賃は払わなければなりませんが、ローンという重荷を背負わなくていいことに安堵を感じる人は少なくないでしょう。
家を持つことで生じる固定資産税やマンションの管理費なども支払う必要はありません。
それでは、持ち家、賃貸それぞれ向いている人はどういった人でしょうか?
持ち家のほうが向いている人
・退職までに住宅ローンが完済できる人
・収入が安定している人
・賃貸には少ない4LDK以上の部屋数が必要な人
・貯蓄が潤沢な人
・ずっと独身の可能性のある人
賃貸のほうが向いている人
・転勤が多いなど住む場所が確定していない人
・収入が安定していない人
・健康状態が思わしくない人
・大きな借金を背負いたくない人など
将来の暮らし方や、今後の収入などさまざまな視点から、自分に合うのはどっちなのか考えるのがポイントです。
賃貸と持ち家どっちがおトク?
結局のところ、賃貸と持ち家はどちらがトクなのでしょうか。住居費の負担という点では、長い目で見ると家賃を払い続ける賃貸が不利といえそうです。持ち家には家が資産になるという強みもあります。
とはいえ、住居費はどんな家に住むか、どんな暮らしをするのかによって、大きく異なります。また、実際問題として自分が住居費を、この先何年払うかも不確定なので、一概に損得を金額で比べるのは難しいでしょう。
ただ、持ち家は『自分の家』という安心感があります。
それに家が古くなって売るのが難しくなったとしても、建物が使えれば人に貸すことはできるでしょう。
老後に高齢者住宅などに住み替えることになったとしても、自宅を人に貸して家賃収入が得られれば負担を抑えることも可能になります
人それぞれにライフスタイルが違うので、どちらが向いているのか、また、持ち家が欲しいが将来が不安、本当に返していけるだろうか?と思う方は一度、FP(ファイナンシャルプランナー)によるライフプランをする事をオススメします。
ライフプランをすれは、お金からみた、将来設計ができるので、家を建てるなどの一生に一度の買い物をする時に参考になりますから、必ずやって下さい。工務店さんによっては、やっているところもありますし、住宅展示場などでも開催していますので、そういう無料のライフプランを利用してみるのもいいかもしれません。
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